手作り石けんが複雑化していると感じること

ある石けん教室をされている方が作る石けんがとても素敵で、たまにサイトを見に行っていたんですが、この前久しぶりに見に行ってみるとサイトが閉鎖されていました。

その方は今は別のサイトを立ち上げているんですけど、その中に、石けん教室を続けていく中で、最初に思い描いていた手作り石けんのあり方からどんどんとかけ離れていくことに違和感を感じ、一度リセットしようという思いに至ったというようなことが書いてありました。手作り石けん教室も辞めてしまったそうです。

手作り石けんに対するその方の想いが文章の中から伝わってくるだけに、読んでいてなんだか切なくなりました。

ブログでしか知らない会ったこともない方なんですが、わたしが勝手に想像するに、生徒さんの要望に応えてあげたいという思いが強くて、デザインとか凝ったものを考えなければという使命感のようなものが生まれて、気が付けば自分が思い描いていた「石けん作り」から離れていってしまったようにかんじます。真摯な方なんだと思いました。

でも、そんな風に真摯に取り組んでいたからこそ、教室をやめてしまったことがとても残念に思えます。規模を縮小してでも、自分と似たような思いの方と石けんを作るコミュニティの場として残せたらよかったのに・・・とか、わたしもその方の教室で一度一緒に石けんを作ってみたかったなあ・・・とか、いろんなことを思いました。

手作り石けんが「複雑化している」というのは、実はわたしも思うところがあります。流れ的に「技を磨かねばならぬ」みたいなのがあるのかなと・・・。

わたしの場合は抽出に凝りだして、吸引ろ過を自作してみたりということがありました^^

最初はいろいろ試したくなるのもわかるんです。いろいろ試してみながら、自分は何が好きなのか「好きなこと」に向きあえるようになると思うんです。

でも、わたしたちが作っている石けんて、合成界面活性剤、防腐剤、合成香料、合成着色料を使わない、余分なものが入っていないことがこだわりだと思うので、石けんそのものはそんなに凝る必要がなくシンプルでいいと思っています。ここはいろんな考えがあると思いますが、あまり複雑化にすると原材料のロスも増えてくるし、手作り石けんは環境にやさしいといいつつ、本当に環境にやさしいことをしているのかな?って思うんですよ。

石けん教室をされていた方もここのところで悩まれたのかなって思うんです。自分が何が好きで、どんな価値観を持っているかというのはとても大切なことですね。


↑↑↑石けんを作り始めたばかりの頃に作った石けん。最初からシンプルな石けんばっかり^^

最初に作ったころの石けんを思い出し、どういう思いで作っていたかを振り返ってみることも必要なのかもしれません。そして、あらためて自分の好きな石けんを極めていけたらと思います。