一軒のお店からよい循環が作れるかもしれないらしい

先日、栃木県の黒磯を紹介している記事を目にしました。関西に住んでいる人は「黒磯」ときいてもわからないという人が多いと思います。わたしもピンときませんでしたが、黒磯はオシャレらしいです。

黒磯はカフェをはじめとするオーナーさんの個性を反映したお店がたくさんあるそうで、古い街並みなんですけど、県内外から多くの人が訪れてくるそうです。お店で働いている人たちも県外出身の方が多いようなので、自分のやりたいことを形にしやすい土地柄なのかもしれませんね。受け入れてもらいやすい、そんな環境にあるんですね。

旅行というとわたしもそうなんですが「どこする?どこに行くー?」って旅行先を探してから、その周辺を散策してどこかお店を見つけるかんじでしたが、今はそういうんじゃなくて、行ってみたいお店を知ってから、そのあたりの観光をするというか・・・旅の目的が逆転しているそうなんですよ。

その土地が観光客を呼ぶのではなく、一軒のお店が観光客を呼んで、良い循環を作り出しているんだそうです。そのお手本であるのが黒磯であったり、糸島もそうですね。福岡県の糸島であったりするんですね。

で、この黒磯の記事がなんでそんなに気になったかというと、黒磯や糸島は成功例であるんですけど、そうでないところもあるんですよ。それも神戸のハーバーランドに。

ハーバーランドのumieの周辺からメリケンパークにかけては外国人観光客もたくさんいて、にぎわっているんですけど、ハーバーランドの西の端にある煉瓦倉庫周辺に足を運ぶ人は非常に少なくて、ひっそりしているんですね。特に平日は。わたしはあのひっそり感も好きなんですけど、お店を経営している方からすると死活問題ですよね。

それで、煉瓦倉庫をもっとたくさんの人に知ってもらって、日常的に利用してもらえる場所となるために「神戸煉瓦倉庫再生プロジェクト」を立ち上げた方がいます。

立ち上げたのはインテリアのセレクトショップの方で、こんなことを書いておられます。

約4年前に、神戸煉瓦倉庫の賑わいを取り戻すために何かできないかと、ライフスタイルショップを中心としたエリア全体のまちづくりを期待され、はじまりました。インテリア・家具のセレクトショップとしては長年の経験がありすぐにはじめることができましたが、インテリア・家具は必要とするタイミングでなければお客様はハーバーランド西の端には訪れないと1年間営業して大変さを実感しました。そこで、まずは年6回、様々な世代の方が楽しめる小さなマルシェを開催することにしました

読んでて切なくなりませんか・・・。

黒磯の記事の話に戻りますが、小さなお店や工房から新しい流れが生まれて、街が変わっていくきっかけになるのは、一軒のお店なのかもしれないと書かれてありました。

せっかく地域活性のためにはじめているのに、もったいないじゃないですか。動き出す時って、ものすごくエネルギー使うんですよ。継続できるかたちを作っていかなければいけませんよね。

前回のブログで「わたしも石けんが販売できるようになったら、どこか近くのイベント(ハーバーランドぐらい)から出展してみたいと思っています。」と書きましたが、実は煉瓦倉庫マルシェのことだったんです。出店するならここでやりたいなと。

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許可申請もまだだから、販売する石けんもないんですけど、先日下見をしてきました。車もないのに駐車場の確認をしたりして、気だけはめちゃめちゃ早いです。

そのとき撮影した煉瓦倉庫前から撮った写真

今年最後のマルシェが11月5日に開催されます。どんなかんじのマルシェなのか、よーく観察してきます。そして自分ができることについても、よく考えてみたいと思います。

日記

Posted by SETTLA GREEN