これからはじめる手作り石けんの包装
作り始めてみると、とりこになってしまう手作り石けん。
わたしも石けんのとりこになり、好きをそのまま仕事にしたいという思いにかられました。でも、手作り石けんは簡単に販売することはできません。石けんを製造し販売するには都道府県の許可が必要だからです。
どうすれば許可が取れるのかから調べ、総括製造責任者、責任技術者の要件を満たすため、化学の単位を取るところから準備を始めました。仕事にしたいと思ってから4年、時間はかかりましたが、昨日やっと、化粧品製造業・製造販売業の許可申請までたどり着くことができました。あと一息です。
手作り石けんを販売するには許可が必要ですが、自分で作ったものを自分で使うには問題ありません。(苛性ソーダは劇物に指定されているので、取り扱いの注意事項を守って、安全に扱わなければなりませんが。)
石けん作りは「何か作ってみたいな」というモノづくりの欲求を満たしてくれます。自分にあった質感の石けんを簡単に作ることができ、色、香りも自分好みにつけることができます。そして何より、作ってみると意外と奥深いことがわかります。これが、「とりこになってしまう」理由なんですよね。
わたしがこれから作っていく石けんは、趣味としての石けんではなくなってしまいますが、これから石けんを作りはじめてみようという方や、石けん作りをはじめたばかりの方への参考として、わたしが石けん作りをはじめたばかりの頃に困ったこと、気づいたことなどを、ときどき書き残しておこうと思います。
石けんの包装
まずは何から書こうかな・・・と思っていたところ、わたしと同じように化粧品の製造・販売業の許可を取ろうとしている友人からLINEが届きました。その中に「石けんのパッケージとか決まってるんですか?」と書いてありました。そこで、今日は手作り石けんの包装について書いてみようと思います。
わたしが最初に作った頃の石けんは長方形をして、そのときはワックスペーパーを自分でカットしたもので包んでいました。ワックスペーパーを使っていたときは、あまりの部分が結構出ていたんですね。いつももったいないなあ・・・と思ってました。
今はモールドの型が変わって正方形の石けんを作っています。正方形の石けんを作るようになってからは、薬包紙を使うようになりました。わたしの石けんのサイズは幅60mm、厚みは25mm。このサイズには150mmの薬包紙(折り紙のサイズ)がピッタリです。石けんがベタつくこともありませんし、紙をムダにしないところもいいですね。
基本的に自分で使う分の石けんしか作っていなかったので、薬包紙のまま保管していましたが、会社の同僚にプレゼントするときには、薬包紙の上から二次包装をしていました。
県の許可が取れてから作る販売用の石けんは、薬包紙で包装せず、脱酸素剤と入れ脱気包装をします。下の写真はメーカーさんで試しに石けんを脱気包装させてもらったものなので、袋がブカブカです。
石けん作りを始めたばかりの頃は包装紙ひとつにしても何で包もうか、いろいろと考えてしまいますが、それは今のわたしも同じです。
これから石けんを作りはじめてみようという方や、石けん作りをはじめたばかりの方には、まずは、「石けん作りって楽しいね!」と、かんじていただければと思います。
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