最大の弱点【メンタルの弱さ】と共に

今年できたばかりの石けん工房には、弱点がたくさんあります。マンパワーであったり、資金力の弱さであったり、人脈のなさなどなど。でもそれは最初から承知の上で、最大の弱点は、これらとは別の「メンタルの弱さ」にあります。


↑↑↑敷物のグリーンは石けん工房セトラグリーンのキーカラーです。

わたしは、工房をはじめたばかりの駆け出しですが、うまく運営していけるかどうかを大きく左右するのは、メンタル面だと思っています。この割合がほとんどで7~8割ぐらい占めるのではないかと思っているんです。なのに、わたしは「緊張しいのメンタルよわよわ」です。

メンタル弱いのになんで工房をはじめられたかというと、仕事面で分岐点に立っていたからです。前職のまま5年先の自分を想像したときに、何にも見えなかったんです。石けん工房を始めたからといってうまくいく保証なんてありませんが、「あのとき、あぁすればよかった。」と思うぐらいなら今やってみようと、エネルギーが完全に石けんに向かいました。

自分の弱点がわかっているからこそ、工房の規模も小さく始めたし、販売スペースもりっぱなお店ではなく、事務所の一角から始めることにしました。それで、どうにかこうにか店頭販売をするところまでもっていくことができました。

できる人にお願いするのも賢い選択

店頭での販売ができるようになっても、ここでひと段落というわけにはいかず、まだまだやらなければいけないことがたくさんありました。ここで小さな石けん工房の弱点が大きくのしかかってきました。マンパワーと資金力の弱さです。残りの仕事量と自分の能力のバランスをみて、これはすぐに処理しきれないとわかっても、真っ先に考えてしまうのが経費節約。

それで最初はすべてを自分でなんとかしようとしたんですが、そのうちアップアップしてきてしまって、最大の弱点であるメンタルの弱さが出てきそうになりました。メンタルの弱いわたしは、ここはどうしても阻止したくて、メンタルがやられる前に動くことにしました。わずかな人脈を頼りに仕事の一部をお願いできる方を探したんです。

それが今お願いしているwebデザイン会社さんだったり、紙媒体のデザイナーさんであったりです。仕事の一部をお願いすることによって、「どうしよう、どうしよう。」と思っていたのがウソのように落ち着きを取り戻しました。気持ちの波が少なくなった効果は大きいです。

もちろん初期投資が必要ですが、自分ひとりで厳しいときは、できる方の力を借りるのも賢明な選択なのかと思います。時間と労力のバランスですね。

わたしの場合、デザイン会社さんやデザイナーさんに費用面や人柄にも助けられていて、気持ちを±0の状態に戻したのではなく、プラス側に働きました。もし、わたしのように自分で何でもかんでもしようとして苦しいと思ったならば、先行投資というカタチで、外部の人にお願いする選択肢も考えてみてほしいと思います。メンタルを守る!こっちの方が断然大事です。

弱点は克服できなくても一緒に進める

スポーツをやっている方ならメンタルを鍛えたり、そういうのも必要なのかもしれませんが、わたしは自分の最大の弱点「緊張しいのメンタルよわよわ」を、克服しようとは思っていません。今までこれできたのに「今さら無理でしょ」と思っています。

ならば、この弱点も一緒に連れて前に進もうと。また、時々弱い面が出てくると思うんです。やっかいなんですけど・・・。でも、「出てくるな、出てきそうだな」というのはわかるんですよ。焦ったり、慌てたりしてくるんで。

そうなったら、弱点に引っ張られるんじゃなくて、なりたい自分になるにはどうすればいいかを想像して、そっちに向かって行動しようと思っています。どっちに向かって進むの?選択の毎日が続きます。