父を自宅で看取ることができました。

こんにちは。
セトラグリーンの松本ひさこです。

このブログで父の在宅緩和ケアの話を書いていましたが、その父が10日ほど前に亡くなりました。胆管がんのステージ4とわかってから3か月半、すごく進行の早い癌でした。

胆管がんと診断された病院を退院してから2週間後に軽い脳梗塞をおこして元の病院に緊急搬送されたことがあったんですね。そのときの検査で肝臓に転移している癌が進んでいること、大腸にも転移していることがわかりました。病状が進んでいても癌の治療はできないし、脳梗塞の治療も特にできることはないということで、検査だけ受けて、そのまま帰宅したんです。父はもともと要介護4なので、今回の脳梗塞でなにか障害が増えたというわけでもなく、わたし的には、今すぐにどうこういう問題ではないと思っていたんですが、そのときの検査結果を見た訪問診療の先生は、この検査結果だと、もって2~3日と判断されたんです。

それが、父の頑張りでなんとか持ちこたえて、緊急搬送から1カ月ちょっと生きていてくれました。その間、家族みんなが父からたくさんのありがとうを言ってもらって、わたしたちも父に感謝の気持ちを伝えることができたので、父は亡くなりましたが、悲しみに暮れることなく、不思議なくらい穏やかに過ごせています。

父の希望通り家で看取ることができた、叶えてあげることができたから、自分たちも納得できたんだと思います。

このブログには在宅の緩和ケアとはどういうようなものか、ということを残しておこうと思ったんですが、それを書く前に看取りが終わってしまいました。でも、少しずつ記録として残していこうと思っています。

わたしがそもそもブログに父の在宅緩和ケアのことを書こうと思ったのは、わたしはひとり起業をしていますが「在宅の緩和ケアをしながらでも(どんな状況の中であっても)仕事は続けられるよ」ということを知ってもらいたかったからなんです。自分が犠牲になって介護をする、というのではなくてです。

やろうと思えば、在宅緩和ケアをしながらでも新しいことだって始めることができるんですよ。わたしは、10月から「日ペンの美子ちゃんのペン習字」をはじめましたし(笑)

知ってます?
日ペンの美子(みこ)ちゃん??

りぼんの裏表紙によく広告が掲載されていたあのペン習字講座です。
通いは難しかったので、通信講座でペン習字をじはじめました^^

それで今日、第3回の添削課題を提出しました!

何をするにしても、ようは、自分でちゃんと決められるかどうか、
なんです。

ただそれだけのことなんですが、
それがいかに大きなことか。

ということを父の看取りを通じて思うところがありましたので、おいおい書いていきたいと思います。

本日は以上です。

介護日記

Posted by SETTLA GREEN