石けん作りをしていなければ始めなかったフォトレッスン

わたしには石けん作りを始めなかったら、やってなかったなあ・・・と思うことがたくさんあります。

オイルの抽出、工房作り、このブログ、それに月に一度のフォトレッスンです。フォトレッスンはきれいな石けんの写真が撮れるようになりたいと思って始めたことなので、石けんを作っていなければレッスンには通っていませんでした。

最近ではこのフォトレッスンも楽しみのひとつになりましたが、最初はそう楽しいとも思えなかったんです。そこにはわたしのメンタル面が影響していたのかなあ・・・というところがあります。それが最近どうやら克服できてきたようなので、今日はそのあたりのことを書いてみたいと思います。

同じ初級クラスを2回受けた

わたしはまだ初級のクラスで、それも同じ内容のものを2回受けています。

同じものを繰り返し受けたその理由は、1回目は全然理解できないまま終わってしまったからです。初級のクラスって書いてあるので、わたしはカメラを初めて持つような人が集まるクラスだと思っていました。それが大きな勘違いで、皆さん最初から上手だったんです。

わたしは買ったばかりのカメラを箱から取り出して、レンズの取り付け方もわからずそのまま持っていきました。ウキウキする、とても新鮮な気持ちで参加したんです。で、1回目はわたしにぴったりの「カメラを設定しましょう」という内容で、先生からカメラ設定を教えていただいて、「では、みなさん写真を撮っていきましょう。」ってなったんですが、他の生徒さんたちはパシャパシャ写真を撮っていくんですが、わたしは目の前にある【モノ】をどっからどう撮っていいのかわからなかったんです。

あとあと考えてみれば、この時点で何か違うな・・・ってことに気づけばよかったんですが、そのときは全然わかりませんでした。で、困ったわたしは、「どこから、どんなふうに撮ればいいかわからないんです。」って先生にそのままお話ししました。

「ここから、この範囲を撮ればきれいな写真が撮れるよー。」と丁寧に教えてくださったので、言われたところから写真を撮ったり、先生の撮ったモニターも見せていただきながら、1回目のレッスンは終わりました。

先生はやさしく丁寧だし、他の生徒さんも話しやすくて雰囲気もとてもよかったんです。だから1回目のレッスンは、写真の撮影はわからないなりにも楽しめました。問題は2回目以降です。

自分との違いを知って大きく凹む

1回目のレッスンが終わったあと、先生から次のレッスンまでの宿題が出されました。レッスンで撮影した写真でも構わないし、家で撮ってきたものでもなんでも構わないので、写真を2Lサイズにして3枚持ってきてください、というものです。これは今も続いています。

1回目のレッスンの後はやる気満々だったんで、どこかに行って写真を撮ってこなければと思い、宿題用の写真は相楽園に行って撮ってきました。そのときは、何でもいいから写真を3枚用意できたらいいや・・・ぐらいにしか思ってなかったし、構図ことも全くわからなかったので、他の生徒さんがどんな写真を持ってくるかまで考えていなかったんです。

で、2回目のレッスンの日、一人ずつ自分の用意した写真を先生と他の生徒さんに見てもらうんですが、わたしの持ってきた写真とは明らかに違うんです。最初から構図もしっかり考えられていて、一場面を切り取ったような写真がテーブルの上に並べられました。

ここへわたしの写真も出すのかと・・・。

今なら「できなければ、できる人の集まるところに行って教えてもらって、自分の今の状態を見てもらって意見をいただく」のが、自分のなりたい状態になる一番の近道だとわかるのですが、最初はこれがきつくて、毎回、自分との違いを知ってはへこみ、知ってはへこみを繰り返しました。

その最初に持っていった宿題の写真がこれです。

花びらの質感もなんにもないペターンとしたひまわりの写真。このときは、このときなりにちゃんと撮ったつもりでした。

「最初はみんなそんなものだよ。」と言っわてくださった先生の言葉がわたしの救いでした。

長くなりそうなので、続きます。