使いたい原材料を見つけた!カレンデュラ農園を訪ねて。

こんにちは、セトラグリーンです。

2019年は、わたくし国産無農薬のカレンデュラを使った石けんやバームを作っていこうと思っています。原材料に使う国産無農薬カレンデュラとの出会いは、たまたまお客様に教えていただいたことがきっかけでした。

それで、去年のクリスマス前、カレンデュラを生産している農園に伺い「石けんに使いたいです!」とお願いに行ってきたんですが、今日はそのときのお話しです。

お客様に教えていただいた国産カレンデュラ

国産のカレンデュラがあるのを知ったのはホントにたまたまで、イベント出店時にお立ち寄りいただいたお客様との会話からでした。

わたしの作ったカレンデュラの石けんを見たお客様に、「このカレンデュラは国産のカレンデュラですか?」ってきかれたんです。カレンデュラの産地は、主に地中海沿岸の国で

地中海沿岸の国々

わたしが使っていたカレンデュラもエジプト産だったんですね。それで、「輸入品ですけど、オーガニックのカレンデュラを使ってます。」とお答えしたんです。

でもそのときに、「あれっ??」って思ったんですよ。カレンデュラって輸入品が当たり前と思っていたのに、何でそんなことをきかれたんだろう?って。

それで国産のカレンデュラがあるのかな?って気になって、逆にわたしがお客様に質問しちゃったんです。

国産のカレンデュラがあるんですか?

そしたら「淡路に生産されている農園があるんですよ。」と、教えてくださいました。

ちょうど洗顔に特化した石けんを作りたいと思っていたときだったので、「ちょっとメモ取らせていただいていいですか?」と、わたしはメモを取りながら、お客様から女性が栽培している農園であることなど、いろいろと情報を教えていただいたんです。

で、そのあとすぐには連絡できなかったんですが、去年のクリスマス前にお世話になっているバルカフィオーレさんと、バルカさんのお知り合いの阪大の院生さんがちょうど淡路に行く予定があるというので、わたしもそこに便乗させていただいて、その帰りに3人で廣田農園さんのところに伺ってきました。

さすが国産!カレンデュラの品質

廣田さんは今はおひとりでカレンデュラを育てていらっしゃいます。50年以上切り花としての「キンセンカ」を栽培してこられたんですが、2014年から「食用のカレンデュラ」に切り替えて栽培されているんです。農薬は一切使わず、ついている虫を見つけたら、手で取ってると言われていました。

お土産にいただいた廣田農園さんのカレンデュラ

写真でキンセンカ畑の様子を見せていただいたんですが、畑一面に鮮やかなオレンジ色のキンセンカが広がっている写真で、そんな中からキンセンカの花についた虫をひとつずつ手で取っていくって、どんなに手間暇かけて育てられてる花なんだろうって、お話しを聞きながらビックリしてしまいました。

そうやって育てられた廣田さんのカレンデュラは、正直とても高価です。輸入品のカレンデュラと比べると何倍もの差がありました。なので、今まで使っていたカレンデュラと値段だけで比較すると、とても高く感じると思います。でも、その値段にふさわしい品質がそこにはあるんです。廣田農園さんところの花は品評会の金賞を2度も受賞されていて、お花そのものがもう別格なんですよ。

カレンデュラの花びらは二度水洗いされたのち乾燥していて、衛生面もしっかりしています。そうしてできあがった花びらはふっかふかです。

わたしがこれまで使っていたカレンデュラは、ガクや茎も混ざっているし、この花びらはちょっと・・・・というものも中には混じってました。工房ではそれをステンレスのパッドに広げて、ピンセットでひとつずつよける作業をしていたんですね。これまでは・・・。

それがめちゃめちゃ手間で、出来上がった石けんを見ただけではわからない手間が実はあるんですよ。そんな選別作業にかかる時間が他の石けんと比べて大変だったんですけど、それが当たり前というのがわたしの中にもあったので、何この品質の違いは??って驚きの部分がとても大きかったんです。

このカレンデュラをめっちゃ使いたい!!って、思いました^^

再び登場!淡路産のカレンデュラ

で、そんなきれいなすっごいカレンデュラならだれでも欲しいし、使いたいと思うじゃないですか。でも、これがあまり手が付けられていないんですよ。これまでに名前をきいたら誰でも知っている大手企業とも商談の話がいくつかあったそうなんですが、話がまとまらなくて。その理由がカレンデュラの生産量にあるんです。廣田さんが作られる生産量が年に40kgなんだそうですが、大手ショップではその量が少なすぎるんですよ。

全国にショップを持っていると、ここのショップでは取り扱いがあるけど、こっちのショップでは取り扱いしていませんというのがダメなんだそうです。どこのショップに行っても同じ商品が揃っているのが前提で、じゃあそれだけの量を用意するとなると今の生産量の約10倍必要で、そんなのどうひっくり返しても無理だと。それでせっかくの話もあきらめざるをえなかったそうなんです。

それでご自分でも、もっとカレンデュラのことを知ってもらおうと、和紙の作家さんとコラボしたり、いろいろと手は尽くされているんですが、淡路の中ではカレンデュラ(キンセンカ)というと、仏さんの花のイメージが根強くて食用のカレンデュラとしての理解がなかなか得られないんです。それでもっと外に発信していければいいんですが、年齢的なところで考えてしまわれるところもあって、「わたしがもう10年若かったらね・・・。」とポツンと口にされました。その言葉がわたしの胸にグッと刺さりました。

そうなんです。いろいろと難しい事情があるんです。

この話はまだ続きがあるんですが、長くなりそうなので続きは次の記事にて。