寒くなると抽出オイルにできる結晶

朝夕ずいぶん涼しくなりましたね。

寒い時期に浸出オイルを作っていると「あれっ」と思うこと、ありませんでしたか?

ユキノシタの浸出オイルを作るとユキノシタの葉にびっしり何かついていることがあります。この何かは結晶です。2月のとても寒い日の朝なんかによくあります。

これはユキノシタの成分に無機塩(硝酸カリウム、塩化カリウム)が含まれているからなんです。溶解度は温度により大きく変化して、温度が高い状態の場合ではたくさん溶解できますが、温度が低くなると少ししか溶解できないため、溶けていられなくなった分が結晶として析出してきます。

ストームグラスでしたっけ?しずく型のガラス容器に結晶が入っているインテリア。あれにも硝酸カリウムが材料に使われていましたね。

ネットで検索するとすぐに答えが見つかるかもしれませんが、まずは自分で考えてみることが大事なのかと思います。自分で考えたことの方が頭に残りますからね。石けん作りでも抽出でも、ふとした疑問は大切にいたしましょう。力をつけるチャンスです。

日記

Posted by SETTLA GREEN