相手が知りたいことと自分が伝えようとしていることがずれていると気づいたときのこと。
こんにちは、セトラグリーンです。
最近、「自分のことばで伝える」ということを、よく考えるようになりました。
先週のことなんですが、越境EC(海外向け販売のオンラインショップ)の担当者さんとお話しする機会がありまして、挨拶もそこそこにカレンデュラの石鹸を作っているんですと、お話しさせていただきました。
そしたら、その担当者さんが
「カレンデュラって何ですか?」
「カレンデュラって何どういうものですか?」
「何でカレンデュラなんですか?」
と、怒涛のカレンデュラ攻撃が始まったんです。
担当者さんには、わたしのインスタの画像を見てもらったんですが、担当者さんが男性ということもあるのかカレンデュラをご存知なくて、扱っている商品でもこんなオレンジ色の花を使ったものは見たことがないと。
わたしはサイト運営の方と直接お話しする機会がないもので、ここでちゃんと伝えなきゃと、事前に準備していたつもりでいたんですが、まあ、いざ伝えるとなると思っていることの半分も伝えることってできないですね。
伝わらないわ、攻撃は続くわで、何を求められているのかがわからなくなっていたら、担当者さんがふと、「カレンデュラの花がいいと言うけれど、じゃあ花びらを顔につけたらいいんですか?」って言われたんです。
それで気づいたんですね。
なんだ!そこからか・・・と。
カレンデュラのことを見たこともないと言っているのに、なぜかわたしは少しは知っているに違いないと勝手に思いこんでいたんですね。
そこからです。「そうじゃないです。」と。
カレンデュラの花びらをオイルに浸けてその成分を移したオイルを使っていること、そのオイルを石鹸や持って行ったバームに使っていること、そしてカレンデュラには抗炎症作用があることから荒れた肌や敏感肌を落ち着かせたい方に使ってほしいことを伝えることができたんです。そしたら、担当者さんの攻撃が止んで(笑)、そうなんだ・・・・ってかんじで聞いてもらえました。
そうすると、わたしも最初、担当者さんに直接話せるこの機会はチャンスかもしれないからと力んでいたのが、何か心が落ち着いてきたというか、ただただ普通に話せるようになっていました(笑)
で、あとは他のお店でもカレンデュラの石鹸を販売しているところがたくさんあるので、カレンデュラは輸入品に頼ることが多いんですが、わたしが使っているのは、淡路島で無農薬栽培されているカレンデュラですと、その違いとカレンデュラ農園さんのことを話してわたしの説明は終わりました。
そしたら、わたしの説明を一通り聞いていただいたあと、担当者さんから、なぜカレンデュラなの?カレンデュラって何なの?ってきいたかの説明がありました。
この「カレンデュラって何?」の部分が弱いと人に伝えることは難しいから、だからしつこいぐらいに何回もききましたと。
どこにでもあるものになるのか、そうじゃないと言えるのか、そこなんですね。
いやーーーー伝えるって難しいです(泣)
担当者さんは見た目は、とてもさわやかさんだったんですけど、ピリッとした面もお持ちで、それをまたハッキリ言ってもらえたので、お会いできてよかったです。
実物を見ていただくのに石鹸とバームそのとき持っていったんですが、これらの商品の他にも「カレンデュラのバスソルトもあるんです。」って、こんなのもありますよアピールをしてみたんですが、「バスソルトがあるんですか?バスボムもありますか?」って・・・。
そっちかぁ・・・・とまた撃沈いたしました(笑)
最後は和やかなかんじで終ったのですが、工房に戻ってイスに座って一息つくと、人に自分のことばで伝えることって本当に難しいと、いつもの深く考え込むクセが出ようとしたんです。ちょこちょこよく出てくるんで。
そしたら、さっきの担当者さんからお礼のメッセージがわたしが送るよりも先に届きました。その返信にわたしは、さきほどのお礼とカレンデュラのことをちゃんとお伝えしたかったのにそれがうまくできなくてひとり反省会をしていたところでしたと、正直に書いて送ったんですが、それに対しての返事がまた届いて
そこには「ちゃんと伝わりましたよ。」と書いてありました。
まぁ・・・できる方ですわ^^
で、越境ECサイトの話なんですが、イベントの準備とかあるのですぐにはできないですが、はじめてみようと思っています。まだまだやることいっぱいですね。
「自分のことばで伝える」ということに関してですが、先日商工会主催のセミナーに参加してきました。その内容がよかったので、これもまたブログにも書いてみようと思います。
今日も長々とお読みいただき、ありがとうございました。
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