花にもあった関西と関東の違い。キンセンカと金盞花
こんにちは、セトラグリーンです。
今朝も工房近くの湊川神社にお参りしてからの出勤でした。こんなことありまして、こんなことをしてみようと思うんです・・・などなど、きいていただいているんですけれども、自分の心を整えるなかなかいい習慣だと思っております^^
ところで話は変わりまして、関西と関東の違いでよく話題にあがるひとつに、エスカレーターの立ち位置があります。関西は右側に立って急ぐ人のために左側をあける、関東はその逆で左側に立って右側をあける。
関西と関東の違いは、花(カレンデュラ)にもあるんです。
先週、淡路に行った際にきいてきました。
仏花のキンセンカと食用のカレンデュラ
関西ではキンセンカ(カレンデュラ)は、仏花としてのイメージが強くて、特に淡路島は栽培しているところでもあるので、そのイメージは相当根強いものがあるんです。
SUISOAPに使っているカレンデュラを栽培している廣田農園さんは、2014年に切り花としてのキンセンカから食用のカレンデュラ栽培に切り替え販売しています。(このところにじわじわと認知が広がっていて、来年、再来年あたりにはブワーーーっと全国に知られているんじゃないかって、わたしはそんな予感がしています^^)
廣田農園さんは、50年以上にわたりキンセンカの栽培を続けてこられて、品評会では数々の金賞を受賞されるほどの経歴をお持ちです。ですが、いくら品質が高いからといっても、仏花としてのイメージが強い淡路で、「美容にもいいんですよ。この花、食べることもできるんですよ。」と言っても、そのイメージを変えることはなかなか難しい現実がありました。
食用のカレンデュラに切り替えた当初、広くカレンデュラのことを知ってもらうために、サービスエリアに毎週出店していたそうなんです。
サービスエリアの利用者はトイレ休憩の人がほとんどで、カレンデュラに興味を持ってくれる人はいなかったそうなんですが、それでもカレンデュラのハーブティーの試飲を配ったり、地道な活動からはじめていったそうです。
で、ある日のことですが、サービスエリアの利用客にハーブティーの試飲をすすめたところ、
「それキンセンカやろ。仏さんの花やないか。」
「そんなもの飲めるか。」
と、きつい言葉を浴びせられたことがあったそうなんです。
その利用客はたまたまサービスエリアを利用した地元の方だったそうです。
廣田さんは普段から穏やかに話される方なんですが、この話をしているときも、思い出して怒りを爆発とかそんなことは全然なくて、ただ、こんなことがあったんだよーーって普通に話をされていて、なんだか聞いているこちらの方がつらくなってきました。
いやなことも全部乗り越えてきている・・・・。
つえええーーーー。
そんな風にきつい言葉を言われても、キンセンカは漢字で書くと金盞花、金のさかずき(盃)の花と書くので、そんな悪い花のわけがないって、廣田さんはずっと思っていたそうなんです。
そしたらある日、関西では仏花として扱われるけど、関東ではお祝い用の花として扱われることを教えてもらったそうです。自分がずっと愛情をもって育ててきた花が、そんな悪い花のわけがない。
それがわかったからもう別にいい・・・みたいなかんじで、これまた穏やかに話されておりました^^
カレンデュラ(キンセンカ)のことを知らない方はまだまだ多いです。アロマを生活に取り入れている方は、カレンデュラのことをすでに知っていることが多いので「これは淡路島の・・・」って、説明の入り方が簡単ですが、全然ご存知ない方に興味をもっていただくにはどのような説明がわかりやすいか、ここはわたしも試行錯誤が続いています。
キンセンカは仏花のもあるし、廣田農園さんが栽培している食用のもある。
まずは、いろんなキンセンカがあることを知ってもらえたらなぁ・・・って思います。
ということで、最後にもう一度ごらんください。
キンセンカ(カレンデュラ)は、こんなお花です^^
では、また。
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