イメージするのは「なりたくない状態」でなく「なりたい状態」で。

こんにちは。
セトラグリーンです。

わたしは石鹸屋の製造販売をはじめてからいろんな気づきがあるんですが、
そのひとつに
「なりたい状態」をイメージするのと
「なりたくない状態」をイメージするのとでは、
得られるものが違ってくる、というのがあります。

イメージすべきは「なりたい状態」ということを実話をまじえてお届けしたいと思います。

神戸阪急パティオステージのPOPUP

上の画像は、一番最近のイベント出店の様子です。

今はこんなかんじでできるようになりましたが、最初は手探り状態からはじめました。
たびたび書いていますが、わたしは元機械図面屋のサラリーマンをしていたので、販売経験がなく、ショップのディスプレイもしたことがなかったんです。

で、はじめて百貨店のイベントに出店することが決まったときは、打合せに、お世話になっているデザイナーさんに同席をお願いしました。打ち合わせには他のショップさんも一緒だったんですけど、出店に慣れている方だったのか、担当者さんに「〇〇と〇〇を用意してください。あと、○○も」みたいなかんじで必要な什器と配置のイメージをてきぱき伝え、ササッと帰っていかれたんです。

とにかく早かった。

わたしはというと、什器の名前を言われても何のことかさっぱりでイメージもできなかったので、売り場の担当者さんに案内していただき、実際の売り場で什器を見ることに。そこで什器の名前と実物を確認して、必要な什器が決まったら後日メールで連絡することになり、担当者さんは持ち場に戻っていかれました。

はじめてのイベント先は、神戸阪急1階の化粧品売り場。
そして、イベントスペースの前にはジバンシーさん、後ろにはMACさん。

有名ブランドさんに挟まれての手作り石鹸というのは、非常に影が薄くなるというイメージしかなくて、デザイナーさんから「どんなイメージにしたいですか?」ってきかれたんですけど、「風景みたいになりたくないです。」と、なりたい状態ではなく、なりたくない状態を伝えてしまいました。

そのときはそこまで深く考えてなかったし、どれぐらいの石鹸の量でどれくらいのスペースを埋めることができるかもわからなかったので、とにかく完成させることが最優先だったんです。

で、開催したはじめてのイベント出店。

ディスプレイは無事にできあがりました。
そして、完成させたことの満足感も大きなものでした。

でも、今思うと、「なりたくない状態」からの考え方は、間違ってたなぁーーって思うんです。
そのときは気づけなかったけど、焦りや恐れがあったんでしょうね。

それからイベントに出店させていただく機会が増えてきて、
次第に「なりたい状態」を作るように変わってきました。

意識してではなく自然とです。
コロナ禍も大きく関係しているんだと思います。

せっかく来ていただいたお客様には、楽しんでいただける雰囲気を。
百貨店さんには、呼んでよかった、また呼びたいねーーって思ってもらえる雰囲気を。
そして自分も胸キュンポイントのあるディスプレイにしたいと。

いろんな方向から物事を見られるようになりました。
今、ジバンシーさん、MACさんに挟まれても以前のように焦ったり、恐れたりすることはないです。
自分がどうしたいか、の方が重要だからです。

「なりたくない状態」をイメージしてたときは、なりたくないを回避できたことへの満足感だけがあったんですが、
「なりたい状態」をイメージしたときは、みんながhappyになれることを探していたんです。

それによって得たものは、
お客様から「インスタ見てきましたーーー。」って言っていただくことが増えた。
百貨店さんからは、イベント出店依頼が増えた。
(春のイベントは出店日が重なってお断りするところが何件かありました。)
そして、胸キュンポイントがあって自分も満たされた。

など、満足度が非常に高くなるんです。
だったら、「なりたい状態」をイメージする方が絶対にいい!と思うんですよね。

ハーフサイズのカモミール石鹸

これはディスプレイだけじゃなくて、いろんなことに応用できるんです。
スキンケアにもです。

というところで、
話が長くなってきたので一旦ここで失礼します。

またのちほど。