石けんは身体を洗うだけじゃなく人をつなぐツールでもあった

昨日の夜、扉をノックする音が聞こえたので見てみると、土曜日に一度来られたお客様でした。

そのお客様は、ご家族の方が神大病院に入院されていて、この一カ月ほど、周辺のホテルを1~2週間単位で移動しながら宿泊していると話されていました。工房はホテルと病院を行ったり来たりする途中で偶然見つけ、一度立ち寄ってみたいと思ってくださっていたのだそうです。

最初に来て下さった土曜日は、次のホテルに移動する途中で、たくさんの荷物を持って工房に来られました。毎日、病院とホテルの往復で大変だったと思うのですが、「石けんのいい香りがしますね~。」とのニコニコしながら話してくださったのが印象的に残っていました。


↑↑↑工房の石けんはシンプルな石けんが多いです。

お客様は、これまでに手作り石けんを使われたことがないとおっしゃったので、「サンプルの石けんをお使いいただいて、気にいったらまたいつでも立ち寄って下さいね。」と、その日はサンプルの石けんをお渡して、「帰ったら早速ホテルで使ってみますね。」と帰られていったんです。

そして昨日の夜です。「来てくださったんですね。」と、わたしが少しびっくりして言うと、「水曜日に退院することが決まったから遅いのはわかってたんだけど、お店に来ました。」と、おっしゃいました。ご家族の退院が決まったことも嬉しかったし、石けんを気にいってくださって、買いに行かなきゃと思っていただけたこと、両方ともが嬉しいことでした。

石けんって顔を洗ったり、身体を洗ったりするものですが、わたしにとってはそれ以上に価値を持つ人と人をつないでくれるツールになっています。石けんってすごいです^^

昨日来て下さったお客様ですが、退院後もしばらくは2週間に一度の病院通いが続くので、その付き添いで来られるそうで、「また来ますね。」と言って帰られました。また来ていただけることを、わたしも楽しみにしています。

ちょっと疲れたなあ・・・と思うときに、ほんのりと香る石けんの香りに癒される、そんな石けんをこれからも作り続けていきたいです。