販売するって難しい。石けんの販売をはじめてからの半年を振り返ります。

こんにちは セトラグリーンです。

化粧品の製造・販売許可を取ってから8か月、石けんの工房販売をはじめてから半年になります。認知という点ではまだまだですが、今のところなんとかやっています。わたしはずっとCADを使って図面を描く仕事をしていたので販売の経験がなく、石けんを作っていざ販売するときに、お店のつくり方がわかりませんでした。

工房の販売スペースイメージ画像
↑↑↑今の工房販売スペースの様子

今も試行錯誤が続いていますが、以前と比べると焦りや不安は和らいで、少しずつですが前に進んでいけています。石けんの販売をはじめてからたった半年ですが、いろんなことがありました。今日はこの半年間を振り返ってみたいと思います。

難しいのは工房をつくることじゃなかった

工房をつくることが難しいと思う方が多いようなんですが、責任者の資格要件を満たすところにわたしも時間がかかりましたが、ここさえクリアできれば何とかなるものなんです。あとは県の薬務課に自分で描いた簡単な構造図を持っていき、構造を確認してもらう。構造上に問題がなくOKが出れば、工務店さんに見積もりを取って発注する。

許可申請は自分でやるか行政書士さんにお願いする。調べればちゃんとこたえが見つかるものばかりで、そんなに悩むこともなくできてしまうものなんです。薬務課の担当者さんの現地調査もきちんと説明できれば、わたしたちを落とそうとしているわけではないので、特に恐れることはありません。

難しいのはこの後です。無事に許可が下りて製造をはじめて、じゃあ石けんを販売しましょうか、となったときに目的が「工房をつくること」になっていたので、その先の準備が不十分だったんです。難しいのはその先の「販売すること」だったんですよね。ここを事前にもっと考えておくべきでした。

わたしは工房の事務所スペースに什器を置いて、3種類ぐらいの石けんを並べて、「石けんの販売はじめます!」ってかんじで、見切り発車的に販売をはじめたんです。そのときは、チラシも何にも準備してなくて、作るとしても誰にお願いすればいいのかもわからないしで、すぐに行き詰まりました。このころは、見た目にも「何屋さんかわかりづらい。」とよく言われてました。

どうしよう、どうしようとしばらく悩んでいましたが、あるきっかけからデザイナーさんを紹介していただけることになり、そこから少しずつ変わっていきました。デザイナーさんを紹介してくれたのは、なんと同業者さんでした。

デザイナーさんが工房に来てくれたのが4月の中旬で、わたしは訴えるように、「あれもないんです。これもないんです。」と話して、デザイナーさんが、「それじゃあ、こうしましょう。」と、提案してくださったのが一番最初です。わたしの第一印象はどんなだったか?きいたことはありませんが、「なんだこの人?」って思われたんじゃないかってぐらい、その頃のわたしは不安と焦りでいっぱいでした。

それが、チラシやタペストリーなどのデザインしたデーターをメールで送ってくださる度に、わたしの不安や焦りは解消され、徐々に落ち着きを取り戻しました。わたしは、このときの変化をデザイナーさんマジックだと思っています^^

ロゴシールもお願いして作ったんですが、友人たちからはシールを見ただけでも「シール作ったんや。すごいやん。」って言われてました。

Settla Greenの石けんイメージ画像
↑↑↑ロゴシールは石けんの包装にも大活躍。

いくら準備できていなかったとはいえ、本当に何にもない状態だったので、チラシやシールが出来上がるたびに嬉しくて、嬉しくて。リピーターのお客様にチラシやリーフレットをお渡しするときには、「きれいなチラシ作ったんです。」と言って、お渡ししてました^^

「きれいですね、と言ってください!」みたいなかんじでしたね。

チラシやリーフレットはただ印刷物ができあがったというだけではなく、わたしの心境に変化を与えてくれました。わたしは基本的にビビりなもので、失敗を恐れてトライ&エラーができないでいたのですね。印刷物の数々は、わたしに目に見えるかたちで石けんブランドとしての全体像を示してくれました。それが自分軸のぶれを少なくしてくれてたようにかんじがしています。

長くなりそうなので、次回に続きます。

日記

Posted by SETTLA GREEN